2017年の10月22日、住んでいる兵庫県川西市の自宅で台風による川の大増水で避難地域に指定され、大嵐の中子供2人を連れて市役所まで逃げるかどうかで大変悩みました。

台風増水

目の前には1級河川の猪名川がすでに歩道にまで水かさが増しており、その奥にある五月山では土砂崩れの恐れがあるということで、大阪府池田市でも避難勧告が出され、多くの家のお年寄りが市役所の出したバンに乗って避難していました。時間は夜でしたので真っ暗な中強風で揺れる家におり、とても怖かったです。

家の目の前が一級河川であること、今までも氾濫があったことは知っていますが、引っ越して10年間は特に問題もなかったので、今回も大丈夫だろうと思っていました。しかし凄い雨嵐で、遂に川の増水で避難勧告が出たのです。外は真っ暗で凄い雨と風ですし、夫は台風の影響で会社に缶詰、小学生の子供が2人と私だけが家の中にいて、私は免許もありません。当然車の運転は出来ませんから、子供を2人連れて前が見えないような雨の中避難所へ歩いて行かなくてはならない状態で、非常に恐怖を覚えました。

とにかくいつ停電しても良いように、懐中電灯は2つ用意し、もし外に行かなくてはならなくなったら、とタオル類やビニール袋、などを準備しました。必要なのは連絡を取る手段ですからスマートフォン、そして臨時充電器は絶対に必要です。

スマートフォンの天気アプリやニュースアプリを見て、避難勧告が命令に代わると同時に市役所などに電話をして助けを求めようと決めました。私はともかく、子供達だけでも連れて行ってもらえるようにしなければなりません。台風での大嵐なので外へ出ることは得策ではありませんが、雨が顔にかかっても前が見えにくくないようなサンバイザーなどを子供達の分も準備し、両家の実家の電話番号などを書いたものを子供達にも持たせるようにしました。

あとは自分がともかく冷静になることが大切です。家にいるたった一人の大人である私がパニックを起こしていたら、子供達にも恐怖が伝染してしまうからです。お香を炊いて良い香りを出したりしたのも、気持ちを落ち着けることに役立ったと思います。

避難所へ向かう間、時折雨と風が一瞬収まったため、かっぱが少し濡れる程度で到着することができました。長靴の中に水が入ることもなく、体も冷やすことなく無事につけたので心から安心しました。避難所には近所の方がたくさんいたので子供たちも楽しそうで、私もリラックスして一晩過ごせました。悩んでいないでサッサと行動すればよかったと思いました。

自宅も被害はなく、主人も次の日の朝に帰ってきたので家の周りの清掃を近所の方々と行いました。子供たちもみんなで参加して後片付けをして、その日の晩に家族での対策については話し合いをしました。

地震などの場合には、子供達は学校もしくはその時いる家屋の中で待機すること、夫は職場から近い夫の実家へ行くこと、私は自分の実家が近いので、そこへ行くことは話してあります。それぞれの実家の家電話を連絡手段にしようと決めました。

とにかく実家に行って大人の数を増やしてから子供達を迎えに行くことは、夫婦と両家の実家で決めていることです。実家はマンションで鉄筋コンクリート作りなので、次回の台風も酷くなりそうと思ったら雨が激しくなる前に実家へ避難しておくことが今回の避難勧告で学習したことです。子供が携帯電話を持つようになったら、市役所などの電話番号も登録させて万が一どうすればよいか判らないことは電話をして相談をするように、と話しています。子供たちは臨機応変な対応ができるようになるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、今回の体験を少しでも活かしてくれると良いと思います。